竹さがし 道中話し 回顧録 ①

 つり竿の竹類、笹類を探し始めて闇雲に走り回りだしたのは、確か

1994年の冬。45歳だった。わが人生を振り返ればその時々で、いやその節々で気の向くままに行き当たりばったりの我流で生きて来た私だった。まあ少年時代から、今の今も進行中だなあ。

 当人は、行き当たりバッチリ、のつもりなんだけど、どうも周りに

ずうっと迷惑を掛け続けているような気がするが、気のせいにして勘弁して貰おう。我流で失敗続きの方が、きっと楽しい人生に違いない!?   数年経った頃、宮崎県のある峠付近で異常に大きな葉っぱの笹が目に留まった。奇妙な肌の紋様なので、数本を伐った。日本竹笹の会の研究会の折り、シャコタンチクと判明。

 北海道の積丹半島では天然記念物だと地元の教育委員会が説明してくれて伐ってはならぬとも。2度目に見つけたのは、広島県のある島

で繁殖していたが放置状態。3度目は徳島県で。4、5度目は秘密!

利用法や過去の歴史も少々解り、楽しくなって来たがまだ売り上げに貢献しているほどでもない。てな感じで月日の経つのが速いこと。

面白いけど、これではチョットあかんなあ。